2024/01/26 05:00

コートは寒さから私達を守り、おしゃれの主役として冬の季節に大活躍するアイテム。

トレンチ、ダッフル、ステンカラー等その種類は50種を超えます。

ですが、長く使っていると袖口や裾が傷んできます。

袖口が傷む原因

コートの袖は防寒の意味もあり少し長めに作られています。その為にジャケットよりも時計や手袋、着用による摩擦の影響を受けます。

 

また、皮脂や汗、汚れが原因で、生地が弱くなり破れることもあります。

袖口が広く作られていると引掛けて破いてしまうこともあります。

 

擦り切れてしまった時の対処法

擦り切れ始めた時は12ミリ幅程度、袖口の先が横に擦り切れてきます。擦り切れた部分を補強して後に内側に織り込んで縫います。

袖丈は少し短くなりますが、早いうちに対処すれば最小限の丈上げで済みます。

擦り切れの幅が広くなるとミシンたたき(ミシンさし)をした上で直しますので、丈上げの寸法を多く取るようになります。

画像のコートは袖丈を2.5cm詰めてお直ししました。

愛用されているコートの袖口が傷んできたのが気になって修理のご相談でご来店されたお客様。

襟と身頃は問題なく、袖口だけが傷んでいたので、縫い代を最小限に抑えて丈詰めをおすすめしてお直しさせていただきました。

お受け取りの際、「きれいになった!相談してよかったわ。」と喜んでいただけました。

 

ご自分のお気に入りのスタイルを大事にしたい方のお手伝いができることは、私たちお直し工房のスタッフにとってとても喜ばしい事です。

 

どうぞ、お気軽にお直し工房にいらしてくださいね。